発症のピークは20代!?潰瘍性大腸炎の原因と治療について

発症のピークは20代!?潰瘍性大腸炎の原因と治療について

「若いから病気にならない」という意識は、「それほど」間違っていません。

 

抵抗力も体力もあり、何より元気一杯なのですから。

 

ところが、「潰瘍性大腸炎(かいようせいだいちょうえん)」はその例に当てはまりません。しかも「難病指定」という厳しい位置付けにある疾患なのです。

 

今回は潰瘍性大腸炎の具体的な内容を知り、症状に心当たりがある方は急いで最寄りの医療機関に相談するようにして下さい。

 

潰瘍性大腸炎の概要

 

潰瘍性大腸炎とは、その字の如く「大腸に潰瘍が出来る」病気です。

 

大腸の粘膜が炎症を起こし、それに伴い潰瘍が出来たり、びらん状になるのです。

 

国内における患者数は、おおよそ170,000万人居ると言われ、男性では20歳代前半、女性では20歳代後半で好発するようです。

 

性別差はなく、男女共に概ね似たような割合で発症します。

 

遺伝病である事も示唆されています。

 

統計上総患者数の2割程度の確率で近縁者(きんえんしゃ)がこの疾患を持っており、何らかの遺伝が発症に関与していると研究されていますが、この疾患自体現状では未だ解明されていない部分が多く、遺伝の要素については想像のはんちゅうを超えてはいません。

 

なお、直接生命に関わる事は少なく、予後は非常に良好です。

 

原因と症状

 

前述の「未だ解明されていない」事により、この疾患の原因は不明とされています。

 

ただし、遺伝の他に食生活や自己免疫機能の低下が原因であるかもしれないと唱えられています。

 

症状については、代表的なもので頻繁な下痢と、下血を伴う下痢、腹痛です。重度となると発熱や体重減少、下血が過剰に起こる事により貧血を起こします。

 

さらに皮膚、間接、目の合併症を伴う事もあり、この場合かなり進行しており重症化している危険性があります。

 

症状だけでは分かりませんが、体内では潰瘍やびらんが直腸から大腸全域に拡大をする傾向にあり、その際病態の範囲が広ければ広いほど症状は悪化すると言っても良いでしょう。

 

治療法と改善方法

 

治療云々の前に、明確に潰瘍性大腸炎の診断を受ける事が大切です。国が定めた指定難病の一つであり、医療機関はその診断に慎重になります。

 

代表的な症状の中に下血がありますが、下血を伴う疾患というのは非常に数多くありますので、一般的な精査で疾患を判別出来なかった場合は、かなり念入りに問診をされるでしょう。

 

その後、鑑別診断等で感染症の否定が行われた後、どのような病態であるか、粘膜採取、内視鏡などを行い正式に潰瘍性大腸炎と診断されるでしょう。

 

なお、癌を誘発するおそれのある疾患なので、癌検査も同時に行われる事もあります。

 

治療としては、服薬によりある程度症状は緩和、若しくは改善されます。

 

服薬で症状の改善が見られない場合は外科的処置に以降し、最悪大腸摘出となります。

 

まとめ

 

指定難病と聞いて「一生治らない」と悲観する方も多いでしょう。

 

しかし、指定難病のほとんどは直接命に作用するものは少なく、潰瘍性大腸炎もその例に漏れないのでそこまで不安になる必要はありません。


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