安易な判断は厳禁?こむら返りに潜む各疾患

安易な判断は厳禁?こむら返りに潜む各疾患

夜中の睡眠中、「痛たたた!」と飛び上がった記憶はありませんか?足が吊ったような感覚になり激痛が走る・・・それはまさしく「こむら返り」です。

 

暫くすれば痛みも治まり、多くの方は一過性と考え気にも留めないと思います。

 

しかしこれ、頻発した場合は重大な疾患が隠されている可能性があるのです。

 

その為今回は、こむら返しを引き起こす重大な各疾患についてお伝えします。

 

こむら返りの仕組み

 

こむら返りとは、ふくらはぎの筋肉の異常緊張により収縮したままとなり痛みを引き起こすものです。夜間に多く、激しく痛むのが特徴です。

 

ではどのような仕組みで起こるのかと言うと、ふくらはぎへの負荷の高い運動を継続して行う事により電解質が放出され、脳の筋肉に対する弛緩の信号伝達異常により引き起こされます。

 

この原因である場合、それはあくまで物理的な負荷によるものであり、多くは経過観察で改善されて行きます。

 

問題はもうひとつの仕組みです。物理的な負荷によるものでなく、神経障害や動脈異常を起因としてこむら返りを引き起こすというものです。

 

この場合、重大な疾患が隠されている可能性が高く、特に頻発していると自覚がある場合は速やかに医師に相談するのが良いでしょう。

 

糖尿病

 

こむら返りが頻発する場合、まず最初に疑われるのが糖尿病です。

 

糖尿病は高血糖が長期間に渡る事により、手足にある抹消神経からダメージを与えていきます。

 

ダメージを受けた抹消神経は本来の機能を果たせなくなり、しびれや灼熱感、違和感などの症状を呈するのですが、その症状の中にこむら返りが存在するのです。

 

これは神経障害の一種で、前述した電解質の放出によりこむら返りを引きこすのではなく、糖尿病である場合は「神経障害」としてこむら返りという症状を呈するのです。

 

運動によるものであれば時間帯を問わず起こりうるこの症状ですが、糖尿病である場合は夜間の就寝中や次の日の明け方に発生する事が比較的多いと言えます。

 

閉塞性動脈硬化症

 

もうひとつ、こむら返りを頻発する疾患として閉塞性動脈硬化症が挙げられます。

 

この疾患が引き起こすこむら返りは、要約すると「上手く足に血液が流れない為」で、電解質等は無関係となります。

 

閉塞性動脈硬化症である場合、こむら返りの頻度はその他の疾患の比ではなく、少し歩いて足が吊る・・・休憩した後に歩いてまた足が吊る、と明らかな異常を感じる事でしょう。

 

重症となれば外科的処置が免れず、治療に長期を費やす事になるのでこれもまた糖尿病を起因としたこむら返り同様、速やかに医師に相談するのが望ましいと言えます。

 

放置しておけば最悪足の切断の可能性もあり、非常に危険な疾患です。

 

⇒ 生活習慣は「足」にも影響を!閉塞性動脈硬化症の概要と治療法について

 

まとめ

 

たかだか「足が吊る」だけの症状です。しかし、足が吊るその背景は複雑であり、とてもじゃありませんが素人判断を行うべきものではないのです。

 

頻発するそのこむら返り・・・既に重大な疾患が進行していると考え、今すぐにでも病院へ向かいましょう。


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