少しずつ骨を蝕み脆くなる・・・骨軟化症の原因と治療法について

少しずつ骨を蝕み脆くなる・・・骨軟化症の原因と治療法について

ヒトの体を支える重要な役割を持つ「骨」は、支えきれない要素が現れたと共に「ヒトの命も」支えきれなくなります。

 

そのような致命的な状況を招く疾患は数多くあり、その中でも骨軟化症は我々のごく身近に存在しています。

 

今回はそんな骨軟化症を熟知し、予防や対処法に役立てていきましょう。

 

骨軟化症とは?

 

骨軟化症とは骨の石灰化障害で、石灰化されていない骨が増える事により、骨が脆くなってしまう疾患です。

 

なお、小児期に発症した場合は「くる病」と区別されています。原因としては、ビタミンDの欠乏によるものが最も多いとされているんですよ。

 

ビタミンDは、カルシウムの吸収を促進させる為の栄養素であり、リンと共に骨の育成を手助けします。

 

それが不足する事により骨の育成が妨げられ、強度が伴わなくなるのです。

 

ビタミンというと経口摂取を思い浮かべ、それならビタミンDを摂取すれば良いと考えるでしょうが、実は太陽光(紫外線)が皮膚に当たる事で合成されるビタミンDの割合も大きく、経口摂取云々よりも日頃から太陽光を浴びない環境下に居る方が要注意だと言えます。

 

なお、胃切除等の外科的処置を過去に行った事のある方は、胆汁の機能が低下しておりビタミンDの吸収不良を起こす事もあるので、心当たりのある方は医師に相談の上、ビタミンDを積極的に摂取するようにしましょう。

 

 

「骨粗鬆症」との違い

 

「骨が脆くなる」と聞いて、まず最初に「骨粗鬆症」を思い浮かべた方が多い筈です。同じく骨を脆くする骨軟化症・・・一体何が違うのでしょう?

 

それは「骨の量」にあります。骨粗鬆症は骨の中身がスカスカになる事により、骨の量そのものが減少します。

 

骨がスカスカになるという事は、その分骨の強度が低下する事に繋がり、その部分が「骨が脆くなる」と言われる由縁なのです。

 

一方骨軟化症は、骨の量そのものは健常時と大差ありません。ただ、骨の強度そのものが低下し脆くなり、折れやすくなるのです。

 

見た目は普通の骨でも、健常人とは圧倒的に強度で劣るものだと考えれば良いでしょう。

 

対処法について

 

やはりビタミンDの積極的な摂取です。

 

もっとも、ビタミンDばかり摂取していても意味はないので、その他の栄養とバランス良く摂取しましょう。

 

なお、上手くビタミンDが摂取出来ない場合は、サプリメントを補助的な役割として利用するのも良いでしょう。

 

そして、何より外で太陽をいっぱいに浴びる事です。ただし過剰に浴びるのは日焼けに繋がる恐れがあるので、30分程度の日光浴をする程度で良いでしょう。

 

そもそも骨軟化症の原因は、何らかの疾患を起因としていなければ「普段の生活によるもの」が大半となります。

 

日頃の生活を十分に見直して、改める必要があるでしょう。

 

なお、骨軟化症の諸症状である腰や足、骨盤などに鈍い痛みが現れた場合は、一度医師に相談し指導を受けてから改善を試みるのが理想だと言えます。

 

骨の事です。一日二日程度では改善されませんので、かなり気長に物事を考えなければなりません。

 

決して(骨に対して)無理をせず、症状や体の状況を見ながら少しずつ改善していく事が望ましいでしょう。

 

まとめ

 

骨が自分の体を支えきれなくなるという現実が、どういう事か分かりますか?

 

結局は骨粗鬆症と同じく「寝たきり」が待っているのです。


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