痔よりも「もっとひどい痔」!?痔ろうの原因と治療法について

痔よりも「もっとひどい痔」!?痔ろうの原因と治療法について

お尻の痛みは、日常生活にも支障が出る程辛いものです。しかし、痔とヒトには長い歴史があり、その対処法も様々なものが確立されています。

 

ですが、さらにもう一歩先の痔がある事をご存じですか?それを「痔ろう」と言い、痔に悩む方をさらに悩ませる要素となっています。

 

今回はそんな痔ろうを熟知し、治療や対策、改善に役立てていきましょう。

 

痔ろうの概要

 

通常の痔はご存じだと思います。いぼ痔、切れ痔等、肛門に現れる各病状や外傷を総じて「痔」とまとめていますが、痔ろうは痔のさらにもう一歩先にある、「痔の悪化した姿」のひとつになるのです。

 

通常であれば、大腸や直腸を経由した便はやがて肛門から排出されます。

 

しかし、内痔(肛門の内側に出来る痔)を持つ方は肛門の内部に痔という「取っかかり」が出来てしまい、便が正常に排出されずに一部が取っかかりに残ります。

 

その取っかかりに残った便は、やがて細菌を繁殖させその場の周囲の炎症を引き起こします。

 

炎症を起こした周囲は時間と共に潰瘍となり浸食され、やがてトンネルを作ってしまうのです。

 

そして、そのトンネルは常時化膿している状態で、膿を出し続けます。

 

この状況を痔ろうと言うのです。

 

極めて悪化した痔ろうは、そのトンネルが貫通したり臀部内で枝分かれする事もあります。

 

症状について

 

症状はとにかくひどい「痛み」です。当然です。お尻が炎症を起こした上にトンネルまで作り上げられているのですから。

 

さらに肛門奥でトンネルが作られた場合、痛みだけでなく発熱を起こす事もあり、時に敗血症やガス壊疽を引き起こす事もあり命に関わります。

 

加えて、痔ろうから肛門がん等の癌に移行する事もあり、出来れば痔の時点で治療を行う事が強く望まれます。

 

なお痔ろうはその重症度で区分されており、I型、II型、III型、IV型と、数字が増加するにつれてその痔ろうが重症である事を表しています。

 

I型でも痛みは相当なものですので、発見はそれほど難しいものではありません。

 

治療法について

 

痔ろうは自然には治癒しません。出来てしまったトンネルは、外科的処置を行わなければ閉鎖する事はなく、「必ず」手術が必要となります。

 

前述した型により、その治療法は変わります。

 

I型程度で、まだトンネルが作られていない状況であれば、通常の痔の治療で対処可能である事が大半ですので、医師とよく相談した上で治療方針を決めて行きましょう。

 

ただし、II型以降は外科的処置が必ず必要になります。

 

IV型であれば、かなり大がかりな手術となる上に入院が必要となるので、事前準備をしっかりと行うようにして下さい。

 

出来れば、IV型などに以降する前にI型で食い止めるのが理想です。

 

まとめ

 

痔ろうにまで発展してしまうのは、痔の時点で医師に相談出来ない、恥ずかしいという気持ちも見え隠れしています。

 

しかし、「痔で終われば」これほど幸せな事はありません。

 

今も痔で悩まされている方は、もう一度考え直してみては如何ですか?


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