「よくある脳疾患」じゃない!?小脳梗塞の概要について

「よくある脳疾患」じゃない!?小脳梗塞の概要について

脳は、ある意味人間の「全て」を司る部分であり、そこに異常を来したとなると、とても冷静では居られない事でしょう。

 

その異常の多くは「脳梗塞」「脳血栓」などであり、非常に特徴的な症状が現れ、直ちに病院に駆け込み治療を行おうと思おう筈です。

 

ですが、そんな「特徴的な症状」が現れない場合はどうなるのでしょう?

 

今回は、「よくある脳疾患」を現さない小脳梗塞についてお伝えします。

 

小脳梗塞の概要や原因

 

いわゆる「脳梗塞」を小脳が起こしたものです。

 

動脈硬化や血栓により血管が詰まり、小脳への酸素交換が行われない為に小脳細胞が壊死に至ります。

 

死亡率はおおよそではありますが15%と言われています。

 

これだけでも、死亡というリスクを考えれば非常に高い数値である事が伺えますが、小脳梗塞の恐ろしいところは「再発すればしただけ死亡率が急激に上昇する」という部分にあります。

 

通常の脳梗塞等の脳疾患でもそれは同じ事なのですが、小脳という範囲が狭い脳である為、壊死が僅かであっても致命的となってしまうのです。

 

おおよそ、2度目の発症で死に至ると考えて良いでしょう。

 

なお、その他の脳疾患と同じく、糖尿病や脂質異常症などの生活習慣病を患う方ほど、発症する可能性は高いようです。

 

特徴的な症状がない

 

脳梗塞と聞いて、どのような症状を思い浮かべますか?

 

おそらく、「手足の麻痺」「呂律が回らない」「嘔吐」が主なものだと思います。

 

しかしこの小脳梗塞、その代表的であり特徴的な脳疾患症状である「麻痺」が現れないのです。

 

理由は、小脳をいう器官が「麻痺」という面での感覚を司っていないところにあります。

 

通常の脳疾患であれば直ちに麻痺が現れ、それを感じた方は即座に「脳に異常があるかも」と思うのですが、麻痺症状はないが何となく上手く手足が動かないという今一つはっきりしない症状の為、「様子を見る」という脳疾患では最も禁忌な判断を下してしまい、発見が遅れてしまう傾向にあるのです。

 

こうなると小脳梗塞の初期なんて分からないと思われますが、別の症状に「体のバランスを保てない」「動きがぎこちない」「眼球が思うように動かない」というものも現れますので、それらを参考に小脳梗塞を見破りましょう。

 

治療法と再発防止

 

治療は薬剤投与、若しくは外科的処置となります。脳浮腫を避ける為の薬剤投与、脳圧を下げる為の外科的処置と考えて下さい。

 

治療内容は通常の脳梗塞とほぼ同じとなるでしょう。

 

ただし、同じ小脳梗塞でも脳幹出血にまで及んでいると治療が難しくなります。

 

場合によっては外科的処置そのものが不可能な場合もあり、そうなると薬剤投与にて経過観察となります。当然、予後はかなり悪くなるでしょう。

 

そもそも小脳梗塞で最も重要なものは「再発防止」です。生活習慣病が原因となるので、生活習慣の改善や糖尿病の症状を抑えておく事で再発を防ぎます。

 

まとめ

 

脳疾患は、身体は勿論「心」の予後も良くありません。

 

その場は凌げたとしても、再発というリスクや後遺症で怯えて暮らす事になるからです。

 

何より大事なのは「発症させない事」です。明日からではなく、「今から」予防に努めましょう。


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